【寺院名】吉祥山 永平寺(えいへいじ)

【宗派名】曹洞宗 大本山
【別名】
【住所】福井県吉田郡永平寺町志比
【本尊】釈迦牟尼仏
【開山】道元禅師
【開基】
【由緒】今から約740年前の寛元2年(1244)道元禅師によって開創された出家参禅の道場である。福井市の東南およそ16キロを隔てた大仏寺山にあり、七堂伽藍を中心とした大小70余棟の殿堂楼閣が建ち並んでいる。境内は約10万坪(33万平方メートル)の広さを持ち、樹齢600年と言われる老杉に囲まれた、出家道場としてふさわしい霊域である。開山道元禅師は安貞元年(1227)に4年間の中国での修行から帰朝後、一時京都の建仁寺に留まり、その後、後深草の安養院に移った。さらに山城に観音導利興聖宝林寺を開創し、10年に渡って只管打坐を説かれた。寛元元年(1243)、鎌倉武士で大檀であった波多野義重公の勧めにより、越前国志比庄に弟子・懐奘(えじょう)禅師(後の二代)等と共に移られ、初め志比庄吉峰寺に入られ、翌2年に大仏寺を建立、これが永平寺と改称された。以来、禅の仏法は、綿々密々と続けられている。
【寺宝】「日本曹洞宗第一道場」の勅額--後円融天皇から下賜(重文)/「承陽」の勅額--明治天皇御真筆/その他山門、法堂など歴史的建造物も多数あるが、度重なる兵火により焼失したものも多い。