【寺院名】石光山 石山寺(いしやまでら)

【宗派名】東寺真言宗
【別名】
【住所】滋賀県大津市石山寺1-1-1
【本尊】如意輪観世音菩薩
【開山】良弁僧正
【開基】
【由緒】石山寺は山号を石光山、寺号を石山寺といい、大津の南端、清流瀬田川の畔、伽藍山の麓にあり、西国第13番札所になっている。開創は1200年前の奈良朝時代・天平勝宝元年(749)で、聖武天皇の勅願により良弁僧正の開山である。36,000坪に及ぶ広大な境内には、世界でも珍らしい硅灰岩(石灰岩と花崗岩の接触変化したもの)が聳え、日本唯一の巨大な天然記念物となっている。新国宝の本堂には聖徳太子によって伝えられた秘仏である勅封の本尊・如意輪観世音菩薩が安置され、蓮如上人の遺跡である蓮如堂、郵便切手の意匠にもなっている国宝・多宝塔など、古くは奈良、平安、鎌倉時代よりの国宝、文化財も数知れない。他に紫式部が源氏物語を執筆したとされている源氏の間には数々の遺品が残っている。その見事な景観と共に東寺真言宗大本山として多くの信仰を集める名刹である。
【寺宝】本堂(国宝)/多宝塔(国宝)/鐘楼堂(重文)/山門(重文)/硅灰岩(天然記念物)/その他紫式部源氏の間の遺品など貴重な文化財、宗門としての資料等多数。