【寺院名】久住山 猪鹿狼寺(いからじ)

【宗派名】天台宗
【別名】
【住所】大分県直入郡久住町
【本尊】十一面観世音菩薩
【開山】
【開基】
【由緒】猪鹿狼寺の創建は伝教大師渡唐帰朝の際、十一面観音を安置したのが始まりと伝えられる。久住山を聖域とし山麓に慈尊院と号して建立され、それ以来殺生禁断の霊場であり、山伏の修行場でもあった。鎌倉時代、右大将頼朝公の命により富士の巻狩を行うことになり、梶原景高が肥後の国の阿蘇大宮司へ狩礼の式を尋門に行った。文治2年(1186)9月、阿蘇大宮司を先導に久住山へ狩を目指したが、寺側は霊場であることを理由に一度断わったが、頼朝の威光と阿蘇大宮司の懇願により狩を許したところ、たくさんの獲物が獲れた。この際、殺生禁断の霊場を犯したことと畜類供養のため白丹南山城主の寄附を受け、頼朝公より猪鹿狼寺の名を賜った。巻狩の形が名に残っている珍しい古刹である。天正(1573-92)の兵乱で本堂を残し全てが焼失。寛永年間(1624-44)、石仏等を残し現在地に移る。
【寺宝】愛宕将軍地蔵/十一面観世音菩薩/東叡山輪王寺の宮の御筆跡「久住山」